Q.エッセンシャルオイル(精油)って何?
A.エッセンシャルオイル(精油)とは
植物の葉・花・樹皮・種子・果実から採れた100%天然のオイルのことです。
種類は、300種類以上あるとも言われています。
成分が科学的にも証明されている、たくさんの機能を持った成分です。
そのため植物によって機能は異なります。
また同じ植物でも、採る部位の違いによって香りは異なり機能も違ってきます。
精油は、植物内の分泌腺で作られ、近くの油胞という小さな袋の中に貯められていきます。
油胞がある場所は植物によって違います。
主な、抽出部位を紹介します。
「花」から抽出されるエッセンシャルオイル
ラベンダー、ローズ、カモミール、イランイランなど
「葉」から抽出されるエッセンシャルオイル
ティートゥリー、ペパーミント、ユーカリなど
「果実」から抽出されるエッセンシャルオイル
オレンジ、レモン、グレープフルーツ、ジュニパーなど
「心材」から抽出されるエッセンシャルオイル
サンダルウッドなど
「樹脂」から抽出されるエッセンシャルオイル
フランキンセンス、ベンゾインなど
主な、エッセンシャルオイルの特徴を紹介します。
@芳香性(ほうこうせい) 香りを出す特徴
A揮発性(きはつせい) 空気に触れると、蒸発する性質
B脂溶性(しようせい) 水に溶けにくく、油となじみやすい性質
Q.エッセンシャルオイルの選び方を教えてください。
A.エッセンシャルオイルの選び方
エッセンシャルオイルの種類によって値段に違いがあります。
それは、その植物から採れるオイルの量がまったく違ってくるから。
例えば、ラベンダーの花150sから、1sのエッセンシャルオイルが採れます。
それに対し、 ローズはバラの花びら3tから、やっと1kgのエッセンシャルオイルが採れるのです。
この違いが、それぞれのエッセンシャルオイルの価格の違いとなります。
一般的に、あまりにも安価なものは注意が必要です。
まれに植物から採れたものではなく、鉱物油に科学的な香りを付けただけのものが販売されています。
これは「エッセンシャルオイル」ではなく、「アロマオイル」や「ポプリオイル」などと紛らわしい名前で販売されています。
エッセンシャルオイルを選ぶときは、
■ロット番号→この番号をたどると、出荷元が分かる仕組みとなっています。
■学名 → ラテン語の表記です。通称名が多く紛らわしいものもあります。
精油のボトルなどに書かれた学名を見て判断してください。
■科名 → 植物の分類です。科名で見ると意外なものが同じ仲間だったり、そして同じ仲間の精油が似た特性を持っていることが見えてきます。
■抽出部位 →植物のどの部分から精油が作られているかの目安。
■抽出方法 →植物から精油を作る方法です。
それぞれの植物に適した方法で行います。
■原産国 →その植物の主な産地です。
品質の良い精油を選ぶための重要なポイントです。
これらが明記されているか確認しましょう。
Q.精油の保存方法を教えてください。
A.精油の保存方法
■蓋 をしっかりと閉める
■日光、高温多湿は避ける
■赤ちゃんや子どもの手の届かないところに保管する
夏場、室温が高くなってしまう場合は、冷蔵庫で保管するといいでしょう。
その場合、食品と別にして、精油と分かるように保管してください。
消費期限を過ぎてしまっても掃除などに十分活躍してくれますので、使い道を考えて見ましょう。
Q.精油の紹介に書いてある「ノート」ってなんでしょうか?
A.精油は、それぞれ揮発する速度(ノート)が違います。
ノートの違う精油をブレンドすることで香りが長持ちしたりバランスがよくなりします。
<トップノート>
揮発が速い成分多いブレンドした場合は、まず最初に香りが立つものです。
<ミドルノート>
揮発速度が中程度のもの。 ブレンドした場合はトップノートに続いて表れる香り。
<ベースノート>
時間がたつとほのかに香り、数時間以上持続するといわれています。
ブレンドした場合は、香りを長持ちさせる効果があります。
Q.精油の注意点を教えてください。
A.アロマセラピー(アロマテラピーとも言います)は、 わたしたちの生活の「助け」になると共に、 気持ちにもいい効果を与えてくれます。
ただし、これは正しい使い方をしたときのお話。
注意点は簡単なことですので、 しっかりと頭に入れてから生活に取り入れてみてください。
@精油を肌に直接つけないこと(ラベンダー・ティートリーは、少量を局所的であれば使えます)
A精油を飲用、内服しないこと (ヨーロッパでは医師の処方によって内服していますが、日本では絶対に行わないでください)
B精油を点眼、または目に入らないように注意すること
C同じ精油を長時間、または多量に使わないこと(赤ちゃんの場合は、一日15分程度の芳香浴にとどめましょう)
D3歳未満の乳幼児には、芳香浴のみ使用してください。
3歳以上の子供には、大人の1/2からもっと低い濃度で使用すること。
E交感作に気をつける。詳しくは→
F引火の可能性があるので、火気の近くで使用する時は注意する。
G使用後は、キャップをしっかりと締めて冷暗所に保管する。
H幼児の手の届かないところに保管する。
Q.蒸気蒸留法ってなんでしょうか?
A.水蒸気蒸留法とは
もっとも多く使われている精油の抽出方法です。
原料となる植物を蒸留釜に入れる
↓
下から水蒸気を通し、蒸留する
↓
植物の細胞に含まれている香りのエッセンスが、 その他の物質といっしょに蒸発する
↓
その蒸気をパイプに集め、冷却する
↓
■上に浮いた芳香成分はエッセンシャルオイル(精油)になる
■蒸気はフローラルウォーター(芳香蒸留水)になる
エッセンシャルオイル(精油)によって蒸気の圧力、温度、所要時間が異なります。
その他にも圧搾法 ・溶剤抽出法などがあります。
【圧搾法】
圧搾法は主に、柑橘系の果皮からのエッセンシャルオイル(精油)の抽出法です。
果皮から法香油と果汁を搾る
↓
その汁をしばらく放置
↓
果汁とエッセンシャルオイル(精油)が分離する
ローラーや遠心法による機械による圧搾が主流ですが、手による圧搾方法もあります。
熱による変質を受けないので自然のままの芳香を得ることが出来ます。
その分、他の方法で抽出された精油に比べて品質の劣化が早いので、開封後は半年を目安に使い切るようにして下さい。
【溶剤抽出法】
溶剤抽出法は、蒸留法でも抽出できるけれど、採れるエッセンシャルオイルの量が極々少量となってしまう植物に使われる方法です。
揮発性(液体が常温で気体になって蒸発する性質)の有機溶剤(石油エーテル、ヘキサン、ベンゼン、エタノールなど)を使用します。
ローズやジャスミンといったとてもデリケートな花の香りからエッセンシャルオイル(精油)を抽出するのに適した方法。
原料となる花などを有機溶剤に漬け込みます
↓
芳香成分を溶かし出す
↓
アルコール類で有機溶剤を溶かし、そこからアルコールを蒸発させる
↓
芳香成分(エッセンシャルオイル(精油))だけを取り出す
この方法で抽出されたエッセンシャルオイル(精油)を「アブソリュート(Abs.という記号で表現される)」と呼んでいます。